ベンダーに完全依存するベンダーロックインは、物流デジタル化(DX)の弊害となります。
弊社は、ソースを完全オープンすることにより、イノベーションの促進、開発のスピードアップ、
コストの削減など、テクノロジの最先端をキープすることに貢献します。
物流環境を取り巻く環境の変化は加速し続けており、企業はこれまで以上にスピード感を持って変化に対応することを求められています。
現場が変化を求めるとき、ICTの存在は欠かせません。しかし、企業の基幹システムや物流システム(倉庫管理・在庫管理システム等)がボトルネックとなり、現場が求める変化のスピードに対応出来ないケースが急増しています。
多くの場合、外部のシステムベンダーにシステムを任せている場合、ソースの著作権はシステムベンダー側が有しています。
よって、現場の変化に合わせてシステムを早急に改修しなければならない場合等、システムベンダーと打ち合わせを行い、見積もりを取り、社内承認、設計、開発、テストと時間もコストも多大にかかってしまいます。
十分な契約上のレバレッジがなく、コストをかけず他のベンダへ切り替えたり、統合することができません。
アップデートやセキュリティパッチも全てベンダに依存してしまっています。
このようなベンダーロックイン型のビジネスモデルからITベンダーは早く脱却しなければなりません。
だからといって、クライアント企業でゼロからスクラッチでシステムを内製化出来るかというとそうではありません。情報システム部が存在していても、物流システムを設計、構築、テストまで全て自社で完結出来るノウハウを持ち合わせているケースは皆無だからです。
またハンディターミナルによる実績登録や、基本的な倉庫管理ロジックをゼロから開発するのは不効率です。何故なら、そこに自社の強みは無いからです。他社も同様の普遍的な機能については、パッケージのソースを利用し、自社の強みを活かす部分だけを自社でカスタマイズ製造する方が断然効率的なのです。
※弊社のオープンソースとはソースコードを一般公開するのではなく、クライアント企業にのみ完全公開することです。
弊社では、倉庫管理システム(WMS)パッケージのソースをクライアント企業に完全公開し、弊社エンジニアが内製化支援を積極的に行うことで、クライアント企業のニーズに応えることが出来るはずだと考えました。しかし、当初は社内で、「これは自分達の仕事を奪うことになってしまう」といった反対の意見があったのも事実です。
しかし、スピードと変化が求められているビジネスの現場で、クライアント企業のニーズがそこにあるのであれば、私達がそれに応えるべきだという考えに至りました。
たしかにクライアント企業にソースを全て公開し、内製化の支援を積極的に行えば、弊社の開発需要は減ることになりエンジニアの仕事が減ることになります。
ですが、ITエンジニアが今後更に不足していく社会において、全体最適という観点から見れば、この方法がベストだと考えています。
業務ロジックの基本部分はパッケージベンダーが開発し、クライアント毎の個別ロジックはクライアント企業で内製化する方が、全体としての生産性が向上するからです。こうした導入スタイルが主流になれば、ガラパゴス化した日本の物流現場のICT 活用は更にスピードアップ、レベルアップするのではないでしょうか。
パッケージベンダーのエンジニアはパッケージ機能のベースアップに集中し、クライアント企業は現場の変化に合わせて自社システムを進化させていくことで、より良い形、新しい形でロジスティクス領域のICT 普及支援が行えると考えています。
私達オンザリンクスの役割は、倉庫管理システム(WMS)パッケージを作って売ることではなく、世の中のロジスティクス領域のICT活用支援であるという原点に立ち返った時、この選択がベストであると確信しました。
ロジスティクス領域のIT化は自社が主導権を握って開発をする時代です。パッケージはあくまでツールでありながら、これまではパッケージベンダーが主導権を握ってきました。
しかし、強い企業は自社が主導権を握って物流システムをアジャイルでどんどん進化させています。この流れに乗れない企業はいずれ競争力を失うことになります。
システム内製化に自信のない方もご安心下さい!
内製化をより強力にサポートする下記のサービスメニューもご用意しております。
弊社よりプロジェクトマネージャーをアサインいたします。
経験豊富なPM がシステム開発の計画立案、進捗管理、課題管理、情報共有を支援いたします。
インターストックを自社の強みに合わせてカスタマイズする際、物流システム構築の経験豊富なエンジニアがプロジェクトに参加し、要件の整理、設計作業の支援をいたします。
インターストックをお客様向けにカスタマイズする際、弊社の物流システム構築の経験豊富なエンジニアを貴社にプロジェクト期間中派遣し、カスタマイズの製造工程をバックアップいたします。
貴社と弊社が同時にアクセスできるクラウド環境を活用し、一緒に動作を確認したり、課題を共有することで、開発をスピードアップすることが可能です。