倉庫業務の効率化というと、適切なレイアウト設定や、ピッキング作業効率化、マテハン機器の導入などなどありますが、その他にも沢山の「先人の知恵」と「自社の知恵」が盛り込まれているかと思います。
ただ、最適なのかどうか?はイマイチ解らないものではないでしょうか?
なぜなら、自社を取り巻く環境に応じて、日々刻々と現場(状況)は変わっているからです!
ここでは、その中でも「適切なレイアウト設定」に関して考えてみたいと思います。
さらに、これまでの考え方とは視点を変えて、「3Dグラフィックス&シミュレーション」を用いた手法についてご紹介いたします。
「3D」(スリーディー)という言葉は、いまでは様々なシーンで耳にすることがあると思います。
・映画/ゲームなどのエンターテインメント業界
・設計/製造現場での活用
また最近では、3Dプリンターなども話題になっており、個人でも入手可能なまでに敷居が下がってきています。
さて、倉庫業務に関してですが、
「3Dグラフィックス&シミュレーション」技術を用いることで、潜在化しているボトルネックや改善点を『見える化』することが可能です。
そして、検証期間の短縮によるコスト削減を実現します。
また、設備投資や改善の費用対効果を定量的に分析することで、改善に対する投資の有効性判断が容易になります。
日々刻々と変化する状況に応じた、改善案や実行計画をいつでも何度でもシステム(PC)で試行、保管できるため、経験や勘をナレッジ化でき、拠点間や担当部門を超えての『意識共有』『コミュニケーション促進』が可能になります。
3Dモデルと、動線表示例
出展:CEC社製「RaLC」
著者:SHIGERU
大手外資系グラフィック製品メーカーでの製品企画を担当。
その豊富な経験を活かし、グラフィックを活用した倉庫管理ソリューションの企画で毎日頭が一杯。