世界最大小売店と言われる“ウォルマート”。
アメリカ国内において約4000店舗以上も存在し、3分の2超えの割合で住居区のおよそ8km以内にウォルマートがあるようです。
そこで、ウォルマートはこの店舗数を活かし、配送センターや新施設を合わせた次世代型のフルフィルメント・ネットワークを構築しようとしています。
ウォルマートは在庫管理をリアルタイムで効果的に行うために、
DOMというシステム構築に巨額な投資をしています。
DOMとは、
【Distributed Order Management 分散オーダー管理システム】です。
このシステムはマンハッタン・アソシエイツのソフトウェアで、小売業や通販事業の注文入力から資金調達・引当・出荷・決済までのマルチチャネル・オーダー・マネジメントを管理・監視・最適化するためのツールです。
オンラインまたは店舗からの注文であっても、在庫・オーダー状況、物流拠点についてのグローバルなリアルタイム・ビューが提供されます。
(引用元:http://orangeretail.jp/blog/e-commerce/871)
このシステムは、すべてのチャネルで同じ最新の在庫情報をみることが可能なため、前号でご紹介をしたPUTシステムを導入しているウォルマートにとっては最大のメリットですね。
今後のウォルマートがどのような構想をたてていくのかその動向に注目したいと思います。