“在庫管理”をキーワードに情報取集をすると、
本当にたくさんの言葉が出てきて、混乱しませんか?
先日、雑誌で見かけた“PUT”というキーワードが目に留まったので、
今回は“PUT”についてご紹介します。
PUT(ピック・アップ・トゥデイ)※Pick UP Todayの略称です。
店舗内の在庫をピッキングして梱包する方法のことです。
この方法は、すでにアメリカのウォルマートが導入を開始しており、
顧客がオンラインで商品を注文し、その数時間後にはその商品を最寄りのウォルマートで受け取ることが可能なサービスです。
このサービスを導入したことにより、混雑した店内を買い物することもなくなり、宅配のようにオンラインで注文をした商品が届くのを待つ必要もなくなりました。
商品の受け取り方法も簡単で、注文内容が確認出来る電子メール(またはメッセージのコピー)と身分証明書を店舗で見せるだけで受け取ることが可能です。
この実現には、店舗内の在庫数をリアルタイムで把握しないといけない為、高度な物流管理機能が必要となってきます。
しかも、ネットで受注した商品の在庫をすぐに確保する仕組みがないと、お客様が店まで取りに来ても、すでに売り切れてしまっていて、引き渡すことが出来ないという事態を招いてしまう恐れがあります。
このサービスは“お客様をその場で満足させること”を念頭に置いた販売戦略と言えますが、
業界からみると、デメリットが大きく課題点が沢山あるように思います。
今後の小売業界の動向に注目したいと思います。