中国のビジネスにおいて今最も注目されている企業と言えば、
ジャック・マー氏が創業したアリババ!
中国のEC市場は今やアメリカを抜き、世界1位に躍進しました!
2014年上半期の取引額は1兆人民元の大台を突破し、全国で合計1兆856億人民元(約18兆3200億円)にまで膨らみ、
前年対比43.9%の成長を記録したとのことです。(中国電子商務研究センター調べ)
アリババは中国の主要な配送・物流関連数社との提携を長期にわたって行っています。
昨年5月には、China Smart Logisticsの創設を発表し、このジョイントベンチャーに2億6900万ドルの資金提供を行い、
株式の48%を取得しました。
また国内全域を24時間以内に配送する物流ネットワークの実現を急いでいます。
国有である中国郵政(チャイナポスト)と戦略提携も行いました。
EC向けの宅配サービスを強化する為、中国郵政が持つ物流ネットワークを活用するのが狙いだそうです。
昨年12月には3億6400万ドルを中国の家電メーカーHaierに投資し、
広範囲にわたる倉庫・物流ネットワークを利用できるようになりました。
さらにさらに、シンガポールの郵便事業体であるSingPostにも2億5000万ドルを投資し、
これまた多くの人を驚かせました。
東南アジアにも物流チェーンを展開する狙いです。
同社には関連する物流パートナーが14社以上もあり、年に数十億の荷物を配送しています。
今後はさらに増えていくことは間違いなさそうです。
物流がほとんど整備されてこなかった中国において、アリババは沢山のサービスや企業と関係してより安全に、
そしてより快適に商品が流れる仕組みを構築しています。