物流業界の慢性的な人手不足問題についてクローズアップしていきます。
原因としては、過去に様々な積み重ねで根付いてきたドライバーの労働環境の厳しさにあると思います。
長時間、常に交通事故の危険性を回避し続けなければならないストレスがかかる環境。
また長時間労働の改善も単純に運転時間を短くなるように設定するだけではなく、積み込みの際に品物の出荷準備遅れや、荷卸し時の順番待ちなどの待ち時間の改善も必要になります。
ただ、現状としては積み込みや荷卸しの時間指定に送れると荷主からの厳しいペナルティがあるため労働時間が長くなろうとも、必要以上に余裕を持った運行が必要ならざるを得ないというパターンもある。
この改善には、やはり荷主の協力も必要もなるのでコンプライアンス遵守という点を荷主に納得してもらうまで各事業者が説明し、業界全体に浸透させることで業界の常識を変えるというのが一つのゴールになると思うので、ご覧いただいている方もこのコラムを見て、日本の物流を支えているドライバーの方のために少しでもご理解いただけたればと思います。