AEC(ASEAN経済共同体)という言葉をご存知でしょうか。将来的にビジネスにおけるビッグワードとなるかもしれないAECの情報とASEANの現状をみなさんにご紹介していきます。
AECとはASEAN加盟諸国で2015年に関税がほぼ0%になり、人、物、お金の動きが自由になる経済統合のことで、巨大な6億人市場がASEANに出現します。その大きさはEU27ヶ国5億人市場と比較してもAECの規模がわかるかと思います。
ただ、共通通貨を設けないことやAEC内の人の自由な移動は熟練労働者に限られるなどEUとの違いは何点かありますが、さらなる経済の活性化が予測できます。
さらに経済の発展に伴い消費意欲が旺盛な富裕層、中間層も2020年には4億人近くなるとも言われており、安価で豊富な労働力だけでなく消費マーケットの今後の拡大も大きな魅力となってくるかもしれません。
そんな経済成長待ったなしの勢いのあるASEANですが、国ごとの文化の違いはもちろんどのような案件が多いのか、労働力の価格や質など多種多様な違いや変化を見せています。
それはASEAN域内での大きなビジネスチャンスを今までの日本企業というプレゼンスなどに頼っていても獲得できないという現状に繋がっています。
グローバルな競合相手に勝つためには国ごと地域ごとの細部化した現地での情報収集や市場分析を組み合わせつつ、日本企業の強みを活かすことが重要です。
このようにさらに複雑化した文化や市場を育んでいるASEAN。
ただ、幸いなことにASEANにおいてはコスト最適化の余地が多分に残されており、本気で取り組むことでその分野を競争力にまで高めることもできると考えています。
それは私たちが日々やっている物流関連ソリューションの分野であります。
私たちの考えではASEANで今後流通を拡大したい日本の企業はどんどん増えてくる。
今のままの需要供給バランスでは今後必ず供給する仕組みが追いつかなくなる。
お客様の業務改善にいつも切磋琢磨しながら、今後ASEAN進出を考えているお客様のご支援にも注力していきたい。