長崎県佐世保市にあるテーマパーク、ハウステンボスの沢田秀雄社長が「変なホテル」の
世界展開を考えているそうです。
この「変なホテル」はユニークなロボットが働くまさしくこれまでにない、変なホテルだそうです。
ホテルの運営を果たしてどこまでロボット化できるのか。
興味津々ですが、
沢田社長曰く、「1年間の実証実験の結果、十分展開に耐えうるとわかった」とのこと。
フロントの受付、窓拭きや芝刈りなどのお掃除、荷物運びなど今では
182台のロボットが様々な業務を人間に代わって行っています。
このロボットの働きのおかげで客室は144室とこれまでの倍になりましたが、従業員は30人から10人に減りました。
世界にたくさんあるテクノロジーをホテルで実験し改良し、世界一生産性の高いホテルの実現を目指すと沢田社長。
物流業界もロボットテクノロジーの活用が進んでいます。
棚卸ロボ、ピッキングロボなどの活躍はこれまで人とマテハンで運営されていた物流センターに革命を起こしつつあります。
文具通販の最大手であるアスクルは、埼玉県入間郡にある「ASKUL Logi PARK首都圏」にピッキングロボを導入しています。
多種多様な商品の種類を特定し、形状や大きさに合わせてピッキングを行います。
ピッキング後、納品先別にダンボール箱に格納する仕分け作業もこなします。
高速高精度の画像認識技術を用いて3次元で商品の特徴を認識し、その形状や大きさにあわせて、ロボットアームの軌道やつかみ方を制御しています。
このロボットの導入により、作業効率は3倍になりました。さらにロボットなので24時間稼働出来ます。
人は1日8時間労働ですから、生産性も3倍になったとか。
こうしたロボットはまだまだ実用実験の段階ですが、人手不足が叫ばれる物流業界にロボットの手が必要に
なることは間違いありません。
「最新技術をどう生かすか」という未来へのアンテナを常にはっておかなければなりませんね。