お客様へ物流についての価値ある情報の提供を担当して
おります”すとっくん”です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
オンザリンクスでは、毎月30件以上の物流システムや在庫管理システムのご相談を頂きます。
とくに在庫管理については、みなさま沢山のお悩みを抱えていらっしゃいます。
システムを導入してすぐに解決!といきたいところですが、なかなかそうもいきません。
今回はシステムで在庫管理の課題を解決する前に、知っておきたい大切なポイントを少しご紹介させて頂きます。
ポイントは”2つ”です!
1.在庫管理が難しい理由を知る
2.在庫が企業に与える影響を知る
今回はまずは1つ目の在庫管理が難しい理由について考えてみましょう。
「うちの会社の在庫管理は完璧です!」と言い切れる社長様にはなかなかお目にかかれません。
しかし、会社のお金の管理はみなさんしっかりと管理されていると思います。
「会社なんだからお金を管理するのは当然だ。」と言われそうですが、在庫もお金ですよね。
ではなぜお金に比べて在庫の管理はこうも上手くいかないのでしょうか??
それには大きく2つの要因が上げられます。
1.会計のように明確な管理方法が存在しない
2.管理する為に必要な情報入手が困難
そうなんですね。
しっかり管理しなければならないのに、管理する為の明確は方法がないということなんです。
会計であれば簿記というしっかりとした考え方が存在しますし、それを習得する環境や教育制度も整っています。
お金の入と出を貸借で管理する方法は芸術的ですよね。(考案した人はスゴイ)
しかし、在庫管理についてはその様な管理方法、教育制度は存在しません。
アマゾンで本を購入して習得するか、セミナーに参加するか、あとは先輩社員に独自の管理方法を学ぶか、といったところでしょうか。
ただし、セミナーといってもほとんどが教育が目的ではなく、システムやコンサルティングの見込み客発掘が目的のものがほろんどなので、本当に実用的な方法はあまり教えてもらえませんね。
また在庫を正確に管理する為には、在庫の動きを正確に記録する必要があります。しかも、動いた時間と記録する時間にタイムラグがあるとそれだけ在庫が狂う原因になります。
このタイムラグのない、正確な記録が実はとても困難です。なぜなら在庫を動かすのも、記録するのもすべて人だからです。
このようなことから、在庫をしっかりと正確に管理するためには、
“明確な管理方法”と”正確でタイムリーな情報記録”の
2つにフォーカスすることが大切です。
この2点について運用設計とシステム設計に反映させ仕組み化することが出来れば・・・
きっとお金のようにしっかりと管理できる在庫管理の仕組みが構築できると思います。