ある程度の規模の会社になると物流を3PL会社に委託することも可能です。
逆に中小企業だと物量も少なく、コストメリットが出ないケースも多いです。
規模の大小はあれど、在庫を抱えて商品を販売する業態であれば、必ずその企業活動の中に’物流’が存在します。
そして中小企業であっても、その物流を武器にすることで、経営に与えるインパクトは絶大です。
何故なら物流は企業活動の下記に大きな影響を及ぼすからです。
1.キャッシュフロー
2.顧客サービス
3.コスト
「うちは小さいから」とか、
「うちはそんなに物量多くないから」とか、
そんなことは関係ありません。
戦略的な物流システムを構築し、物流を武器にするか、コストセンターにするかは規模に関係ないのです。
自社の物流の現状を把握し、それを改善することで経営に与えるインパクトを知ることから始めましょう。
まずは、倉庫を覗いてみてください。
空いた棚が沢山ありませんか?
空気を保管しても売上は上がりません。
通路に在庫が置かれていませんか。
通路は作業者の通り道です。
ロケーションの管理はきちんとされていますか。
ピッキング作業は宝探しではないのです。
欠品が当たり前になっていませんか?
「この業界は意外とその辺が許されるんですよね。」
「うちの取引先は長年の付き合いで許してもらえます。」
そこをチャンスと見て狙っている競合他社がいることを
忘れてはいけません。
その他にも、、
荷量が少ないからと賃料の高いオフィスビルを倉庫に利用していませんか。
荷量がピーク時に対応できる作業人数が常態化されていませんか。
どれか一つでも当てはまれば、とてもラッキーです。
何故なら、売上を10%伸ばすよりも簡単な方法で、利益を向上させることが出来るかもしれないからです。
ぜひ、倉庫の中に眠っている宝箱を空けて見て下さい。