すこし大袈裟かもしれないコラム(世の中の流れと物流業界)|オープンソースの倉庫管理システム(WMS)【インターストック】

物流業界トピックス

すこし大袈裟かもしれないコラム(世の中の流れと物流業界)

no44
今年(2016年)は新年早々から、世界経済への不透明感からくる
「世界同時株安」「原油安」「中国経済不安」「マイナス金利」
というようなキーワードが、たびたび耳に入ってきませんか?

「バブル崩壊」「リーマンショック」というようないわゆる『きっかけ』みたいな事象がハッキリしていない点もさらに不安感や警戒感に拍車をかけているのではないでしょうか?

日本では、それらは一部の投資家・金融関連での事と捉えられ、以外と世間一般では無関係な雰囲気の理由とも考えられています。

しかし、今回の世界経済不安からくる状況は、「リーマンショック」レベルとも言われています。
(まだ、現在進行中のため。。。結果は未定です)

さて、前置きが長くなりましたが、それでは、日本国内では、さらに物流業界においては
・どのような関連性があるのか?
・どのような動きが始まっているのか?
に関して考えてみたいと思います。

スミマセン。
じつは、まだハッキリとした関連性や動きは解りません!
というのが本音のところです。

ただ一つ気になる動向がありますので、ここからは、その内容に関してご紹介できればと思います。

冒頭でのキーワードの一つ「マイナス金利」に関してはニュースで話題となっていますので、皆様も聞き覚えがないでしょうか?

この「マイナス金利」が国内初導入される事により、景気刺激(円安誘導・株価上昇効果)が見込まれていましたが、残念ながら現時点では期待効果が出ていない状況です。

そのような中で注目されているのが、『J-REIT』(ジェイリート)市場です。
REIT(リート)とは、米国の Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)の略称で、投資家から資金を集めて不動産を運用して得た賃料収入等を元に投資家に分配する金融商品となります。
2001年9月から日本でも多少仕組みは異なりますが、『J-REIT』市場として創設されました。

『J-REIT』の銘柄の中には賃貸用物流施設への投資に特化したものもあり今回の世界経済状況による市場の活性化と国内3PL市場規模の拡大推移と合わせて大変注目されている銘柄(ファンド)とされています。

近年3PL事業者は、大規模な機能的物流施設を選好する傾向があり、さらに、倉庫の自社保有比率を低くし、事業リスクを軽減しながら
収益性を向上させる戦略をとる傾向が高まっています。
それらは、大規模な機能的物流施設の賃貸需要の増加要因とも考えられます。

『J-REIT』市場の活性化が順調に進めば、大規模な機能的物流施設への投資拡大に拍車がかかり、物流業界全体への構造的変化が起こるのもすぐ目の前かもしれません。

著者:SHIGERU
大手外資系グラフィック製品メーカーでの製品企画を担当。
その豊富な経験を活かし、グラフィックを活用した倉庫管理ソリューションの企画で毎日頭が一杯。

 




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