日本アクセス(株)さんは、東京都品川区に本社を置き、「食」を取り巻く国内外の環境が激しく変化しているなか、
高品質のロジスティクス機能を駆使し、現在食品卸で経常利益1位のトップ企業です。
物流拠点は全国に335カ所、輸送トラックは6,000台で日本最大級の食品物流インフラを構築されています。
このように強力な物流網を武器に「製・配・販」の流通3層の連携を深め、
モノと情報の標準化を小売企業や卸売企業、製造メーカーにサービス提供しています。
同社はドライ、チルド、パーシャル、フローズンの全温度帯の食品物流に対応し、
消費期限の「1/3ルール」やバックデート(日付逆転)防止などを全てシステムで自動チェック。
単品毎に日付単位で入荷⇒在庫⇒出荷までをシステム管理することで、
日付管理が煩雑な作業となる食品物流において高度な管理を実現されています。
単に日付といっても食品物流では、沢山の日付が必要になります。
・製造日
・入荷許容日
・得意先別出荷許容日
・鮮度警告日
・最終出荷許容日
・賞味期限
日本アクセスさんの現場ではこれらの日付が登場します。
これだけの日付データをアナログで管理するのは到底不可能です。
これらをシステムにて全て自動管理しています。
入荷許容日を過ぎた商品が入荷されれば、入荷拒否のアラートが発せられます。
得意先別に異なる出荷許容日もシステムでマスタ管理されている為、出荷不可のエラーが発せられ、事前に 事故を防げます。
在庫品についても、鮮度警告が発せられた商品を一目で確認でき、賞味期限が切れた商品は廃棄処理がされます。
食品物流においては、メーカーから出荷される商品のダンボールには日付情報のバーコードが印字されていません。
ITFコードはついていますが、このコードには日付情報はありません。
当然、日本アクセスさんのような日付管理を行うとなると入荷時にシステム入力しなければならないので、
その辺りは今後業界全体で日付のバーコードを印字する標準化が進めば驚くほどのコスト削減が期待できると思います。
同社の物流を支えている基幹システムは「Captain」と呼ばれています。
このCaptainは様々な機能を有しており、需要予測から受発注、品質管理、ロジスティクス、流通加工、実績管理
などがあります。
鮮度管理の厳しい商品も発注、入荷、出荷、納品まで全ての工程でリアルタイムに鮮度管理、温度管理を行い、
高度な品質でスピーディーに対応します。
日本アクセスさんは2013年10月に企業スローガンを一心されました。
「心に届く、美味しさを」
食の安全を物流という立場から守る為、同社のスピーディで高品質なロジスティクスの追求は続きます。