関西で物流施設の拠点が増えている理由と企業の物流・倉庫そして在庫の考え方についての変化にフォーカスしていきます。
これまで日本の物流施設などの多くを海外企業が構築してきましたが、最近は特に一部の国内企業による物流施設の構築も盛んになってきており関西ではかなり大規模な物流拠点が多数できています。
大阪の中部でも2年後に完成予定のとある物流拠点が、6階建てで床面積は約18万平方メートルと日本最大級の規模で、近辺で他企業も大型物流施設を整備するなど、一大物流拠点となりそうです。
ここまでの物流拠点の活発な増設の理由としては、過去に紹介しましたネット通販市場の拡大が大きな理由としてあります。
ネット通販による物流施設のニーズは将来的にも増えると考えられており関西の物流施設構築の熱気はまだ冷めそうにありません。
ネット通販の市場規模は去年の段階で約15兆9千億円。
だからこそ企業は自社で在庫を持たず、専門の業者に在庫を預けてコントロールしてもらうほうが結果としてコスト改善に繋がるという理由も伴って、物流代行業者が利用する物流拠点が増えているという理由があります。
さらに物流施設増設を後押しする意見として、物流施設は長期契約により賃料も上下しにくいので、オフィスや商業施設よりも収益が安定するので施設の数が過剰にならないといった意見もある。
今後の物流業界に注目することで、自社物流コストの見直しに繋がることは間違いなしなので今後も物流を中心としたホットなオンザリンクスコラムへのお付き合いもよろしくお願いします!!