パソコンを使う際に実は意識的に気を付けないといけない「コンピュータウイルス」の種類について紹介します。
まずは、
スケアウェアインターネット上のセキュリティソフトなどと偽った広告を通じて、セキュリティソフトをダウンロードするとインストールされ、正当なソフトウェアのふりをしてセキュリティ上の脅威や違法ポルノが発見されたなどという警告を発し、その削除をする機能を使うためには、お金を払い有償版ソフトウェアにする必要があると、金銭や個人情報を要求するマルウェアです。
このスケアウェアを通じて2010年には、年間で数億ドルにも及ぶ被害が出ていたと推測されました。
恐ろしい金額ですね。
被害を防ぐためには、ポップアップ広告をブロックする、信頼できないサイトからソフトウェアをダウンロードしないという対策があります。
アプリケーションソフトと一緒にインストールされユーザーのWEB閲覧履歴などや個人情報などをパソコンから探し出し、スパイウエアの作成者などに送信します。
ユーザーPCに表示させる広告をWEB閲覧履歴などから興味のあるものジャンルの広告を優先的に表示させるマーケティング目的で使われるケースもあり、違法性の判断が難しいのも特徴です。
またスパイウェアが行う活動の内容は、ソフトウェアインストール時に表示される利用条件の中に書かれていることがあるため、インストール時にその利用条件を承諾している以上、違法とは言い難いようです。
ただ、利用条件をまともに読む人はほとんどいないため、ほとんどのユーザはスパイウェアに気づかず、スパイウェアごとソフトをインストールするといった事態が起きています。
ユーザーの画面に強制的に広告を表示させる代わりに、無料で利用できるソフトウェアのことですが、悪意を持って動くものもあります。
WEBブラウザに寄生して単純にページを閲覧するたびに、広告を一定間隔で表示させるものや、ユーザーのコンピュータ環境やWebブラウザのアクセス履歴などの情報を自社や顧客企業に通知し、その結果を元に表示させる広告内容設定をするグレーゾーンなスパイウェア機能を持ったものもあります。
対策としてはやはりフリーソフトのダウンロードには気をつける、またフリーソフトに同梱されているアドウェアのみを削除するツールなどを利用しましょう。
皆様もセキュリティには充分に気をつけて、便利なネット社会を楽しんでいただけたらというすとっくんの気持ちが伝わりましたでしょうか。
決して他人事ではないので、充分に気をつけていただけたらと思います。