パソコンを使う上で、一度は耳にしたことのある言葉「ウイルス」について紹介します。
ウイルスの感染経路は主にWeb、メール、USBなどになります。
システムがウイルスに感染すると、データやシステムが破壊されたり自分のメールソフトの連絡先に迷惑メール送ってしまったり、攻撃の送信元になってしまったり、企業内の情報漏洩などの被害につながります。
恐ろしいコンピュータウイルスの感染防止策が気になる方が多いと思いますが、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という昔の言葉にあるように次はウイルスの種類について紹介します。
コンピュータウイルスという言葉自体がたくさんあるコンピュータ上で悪意を持って動くプログラムやソフト全体のことを指すようになってきましたが、より詳細に区分けするとたくさんの種類があることがわかります。
コンピュータ上で悪意ある働きをするプログラム全体を指す広義のコンピュータウイルスとは違う、狭義のウイルスの特徴を説明します。
狭義のウイルスはファイルが単独で存在することはなく他のプログラムに寄生することで、悪さを行う悪性プログラムのことを指します。
もう一つの特徴として自己複製することで他のコンピュータにも感染を広げられるということです。
ウイルスとの違いは単独のファイルとして存在することです。
自己増殖して、他のコンピュータに感染を広げる機能はウイルス同様備えています。
2000年代初頭に、世界中のネットワークを混乱・麻痺させて「SQL Slammer」などはワームの一種です。
感染したコンピュータを使い、ランダムに感染コードを含んだパケットを送信して、ネットワークを混雑させて応答速度を遅くさせたり、ルーターなどに負荷をかけダウンさせたりといった大きな被害も出ています。
感染したコンピュータはシステムへのアクセスを制限(暗号化)されます。
この制限(暗号化)を解除できるのはランサムウェア作者の復元する鍵しかないということで、身代金の支払いがあるまで解除しないといったメッセージが表示されます。
「WinLock」といったランサムウェアを使い、1,600万ドルを稼いだ詐欺グループもいるということで今後のサイバー犯罪の中でも、お金が儲かるマルウェアということでどんどんと種類が増えていってるのではないでしょうか。
まだまだウイルスの種類があり、対策方法なども紹介できていませんが、続きは次回紹介します。